昼過ぎに額と鼻がテカってきたとき、手っ取り早く対処できるのがあぶらとり紙です。コンビニでも買えて、財布に入る薄さ。男性にとっても取り入れやすいアイテムですが、一方で「あぶらとり紙は使わないほうがいい」という意見も耳にします。
結論から言えば、問題なのはあぶらとり紙そのものではなく、使い方です。皮脂は肌を守る役割も担っているため、取り切ろうとすると逆に困ったことになります。「テカっている部分だけを、押さえて離す。1回に使うのは1枚まで」。この原則を守れば、頼れる味方になってくれます。
この記事では、メンズのあぶらとり紙選びで押さえたい種類の違い、自分に合うものの選び方、そして取りすぎを防ぐコツを整理します。テカりに悩む男性が日中の身だしなみを整えるための、実践的な内容にまとめました。

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あぶらとり紙は使わないほうがいいのか
否定的な意見の中身を確認しておきましょう。
皮脂は悪者ではない
皮脂は肌の表面で膜をつくり、水分の蒸発や外からの刺激を防ぐ役割を担っています。必要な皮脂まで取り除くと、乾燥や肌荒れにつながることがあります。ここが「使わないほうがいい」と言われる根拠です(参考:資生堂 あぶらとり紙の正しい使い方)。
取りすぎると皮脂が増える場合がある
皮脂を極端に取り除くと、肌がそれを補おうとしてかえって分泌が増えることがあるといわれています。何枚も使って徹底的に取り切ろうとする使い方は、悪循環を招きやすいわけです。
使い方次第で便利なアイテム
一方で、テカりを短時間で目立たなくできる手軽さは他にありません。適量を守れば、日中の身だしなみを整える道具として十分に役立ちます。要は敵か味方かではなく、使い方の問題です。
種類の違いを知っておく
売り場に並ぶあぶらとり紙は、素材によって性格が違います。
フィルムタイプ
吸収力が高く、皮脂をしっかり取りたい方向けです。表面の微細な穴が皮脂を吸い上げる構造で、手のひらサイズのものが主流です。ギャツビーのあぶらとり紙フィルムタイプは9cm×5.5cmのブラックフィルムで、男性向けの定番として知られています(参考:マンダム あぶらとりフィルムの製品情報)。
和紙・パルプタイプ
吸収力は穏やかで、必要な皮脂を残しやすいのが特徴です。乾燥しやすい方や、取りすぎが心配な方に向いています。肌当たりがやわらかいものが多いのも利点です。
麻タイプ
和紙とフィルムの中間くらいの吸収力を持つものが多く、バランス重視の方に向いています。製品によって性格が異なるので、実際に試して確かめるのがよいでしょう。
パウダー付き
皮脂を吸ったあと、パウダーで表面をサラッと仕上げるタイプです。テカりを抑えた状態を長く保ちたい方に向きますが、粉が白く残らないか確認してから使うのが安心です。
皮脂が多くてしっかり取りたいならフィルムタイプ、乾燥も気になるなら和紙やパルプタイプ。迷ったら吸収力の穏やかなほうから試すと、取りすぎの失敗を避けられます。
選び方の判断軸
種類が決まったら、次は使い勝手で絞り込みます。
1. 自分の皮脂量に合わせる
昼前にはもう光っているという方はフィルムタイプ、夕方に少し気になる程度なら和紙タイプ。吸収力が強すぎるものを使うと、乾燥を招いて逆効果になることがあります。
2. サイズと携帯性
手のひらサイズが標準ですが、コンパクトなケース入りや、スリムなポケットタイプもあります。スーツの内ポケットや財布に入れて持ち歩くなら薄型が便利です。
3. 枚数と使う頻度
1日1〜2枚使うなら、70〜100枚入りで1〜2か月ほど持つ計算になります。まとめ買いより、まずは1つ買って自分のペースを把握するのがおすすめです。
4. 香りの有無
無香タイプと香り付きがあります。職場や電車内で使うことを考えると、無香タイプのほうが無難でしょう。
5. 価格帯
ドラッグストアやコンビニで数百円程度から購入できるものが中心です。価格による違いは主に素材と吸収力なので、高価なものが誰にでも合うとは限りません。

正しい使い方の手順
ここが本題です。難しいことはありません。
手順1:テカっている部分だけを狙う
顔全体に使う必要はありません。額、鼻、あごなど、光っている部分にだけ当てます。頬や目のまわりは皮脂が少ない場所なので、基本的に触らなくて構いません。
手順2:押さえて、離す
肌に軽く当てて3〜5秒待ち、そっと離します。こする、叩きつける、押しつけて滑らせる。これらはすべてNGです。摩擦は肌の負担になります。
手順3:1回につき1枚まで
皮脂が取れなくなるまで何枚も重ねるのは避けましょう。1枚で光りが収まる程度に留めるのが適量です。テカりが残っていても、それは必要な皮脂だと考えてください。
手順4:汗が多いときはティッシュが先
汗をたくさんかいている状態でいきなりあぶらとり紙を使うと、汗を吸うだけで終わってしまいます。まずティッシュで汗を軽く押さえてから使うと、無駄なく皮脂を取れます。
手順5:使った後の保湿
皮脂を取ると、肌の表面は一時的に無防備になります。可能なら化粧水やミストで水分を補いましょう。難しい場面では、少なくとも取りすぎないことを意識してください(参考:ファンケル あぶらとり紙の基本的な使い方)。
ニキビや炎症が出ている部分に強く押し当てるのは避けてください。また、1日に何度も使う日が続くようなら、皮脂そのものが増えている可能性があります。洗顔や保湿の方法を見直してみましょう。
やってはいけない使い方
よくある失敗をまとめておきます。
顔全体にゴシゴシ
皮脂の少ない部分まで取ると、乾燥やつっぱりの原因になります。狙うのはテカっている場所だけです。
1日に何度も繰り返す
気になるたびに使っていると、取りすぎになりかねません。目安は1日1〜3回程度。それ以上必要と感じるなら、朝のケアを見直すほうが先です。
同じ1枚を使い回す
一度皮脂を吸った面をもう一度当てても、吸収力は落ちています。衛生的にも好ましくないので、使ったら処分しましょう。
ヒゲ剃り直後に使う
剃った直後は肌が刺激を受けている状態です。時間を空けてから使うか、その日は控えましょう。

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ティッシュや他のアイテムとの使い分け
状況によっては、あぶらとり紙以外のほうが向いている場面もあります。
ティッシュ
吸収力が穏やかなので、普段使いにはむしろ適していることもあります。皮脂を軽く押さえたいだけならティッシュで十分です。乾燥しやすい方は、こちらを基本にするという選び方もあります。
フェイスシート・ボディシート
汗を拭き取ることが主な用途で、清涼成分が入っているものが多くあります。顔に使えると明記されたものを選び、こすらず押さえるように使いましょう。
テカリ防止の下地
朝のうちに皮脂を抱え込む設計の下地を塗っておけば、日中にあぶらとり紙を使う回数自体を減らせます。日中の対処と朝の予防を組み合わせるのが、テカり対策としては効率的です。
フェイスパウダー
あぶらとり紙で皮脂を押さえた後に軽くのせると、サラッとした状態が続きやすくなります。ただし男性の場合は色や量の調整が難しいので、無色のものを薄く使うのが無難です。
シーン別の持ち歩き方
いざ使いたいときに手元にないと意味がありません。持ち方も工夫しましょう。
スーツで通勤する場合
内ポケットに入る薄型のケースが便利です。台紙ごと財布に忍ばせておくのも手ですが、折れ曲がって使いにくくなることがあるので、専用ケースがあると清潔に保てます。
営業で外回りが多い場合
カバンに1つ、デスクに1つと分散して置いておくと切らしません。夏場は汗も多くなるので、ティッシュとセットで携帯しておくと対応の幅が広がります。
ジムやスポーツの後
運動直後は汗が主体なので、まずタオルやティッシュで汗を押さえ、落ち着いてから皮脂を取ります。汗をかいたまま放置しないことのほうが、肌にとっては重要です。
デスクワーク中心の場合
空調で乾燥している環境なら、そもそも使う回数は少なくて済みます。テカりが気になったときだけ手を伸ばせるよう、引き出しに入れておけば十分でしょう。
よくある質問
Q. 1日に何枚まで使っていいですか?
明確な上限はありませんが、1日1〜3枚程度に収まるのが理想です。それ以上必要な日が続くなら、洗顔で洗いすぎていないか、保湿を省いていないかを確認してみてください。
Q. 使うと毛穴が目立つ気がします。
強く押し当てたり、こすったりしていないか見直しましょう。皮脂を取ることで一時的に毛穴の凹凸が見えやすくなる場合もあります。取りすぎに心当たりがあるなら、和紙タイプなど吸収力の穏やかなものに変えてみるのも手です。
Q. 乾燥肌ですが使っても大丈夫ですか?
テカりが気になる部分だけに、控えめに使うなら問題ありません。ただし吸収力の強いフィルムタイプより、和紙やパルプタイプのほうが向いています。使用後の保湿も意識しましょう。
Q. あぶらとり紙を使うと皮脂が増えるって本当ですか?
皮脂を極端に取り除くと分泌が増えることがあるといわれています。ただし適量を守っている限り、過度に心配する必要はありません。「取り切らない」ことを意識してください。
Q. 男性用と女性用で違いはありますか?
基本的な仕組みは同じです。男性向けは皮脂量を想定して吸収力を高めた設計のものが多く、パッケージが目立ちにくいデザインになっているといった違いがあります。中身の性能で選んで構いません。
Q. 保管方法に注意点はありますか?
湿気や高温を避けて保管しましょう。車の中に置きっぱなしにすると品質が落ちることがあります。使うときは清潔な手で1枚だけ取り出してください。
Q. 朝の洗顔後に使うのは有効ですか?
洗顔直後は皮脂が落ちた状態なので、あぶらとり紙の出番はありません。むしろ保湿を優先しましょう。使うのは、時間が経って皮脂が出てきてからです。
Q. 使った後にすぐまたテカります。
皮脂量が多い方や気温の高い日はよくあることです。頻度を上げるより、朝のスキンケアで保湿を見直したり、皮脂を抱え込む下地を取り入れたりするほうが根本的な対処になります。効果の感じ方には個人差があります。
まとめ
あぶらとり紙は、使い方さえ間違えなければ便利なアイテムです。要点を振り返ります。
- 皮脂は肌を守る役割もある。取り切らないことが大前提
- フィルムタイプは吸収力重視、和紙やパルプタイプは穏やか
- テカっている部分だけに、押さえて離す
- 1回につき1枚まで。汗が多いときはティッシュが先
- 使った後は可能な範囲で保湿を
「取り切らない」という一点さえ守れば、日中の身だしなみを支える頼もしい存在になります。今日から使い方を見直してみてください。
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