「ニキビは治ったのに跡が残って消えない」――これはかなり辛い悩みです。鏡を見るたびに気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
ニキビ跡にはいくつかのタイプがあり、タイプごとに対策方法が異なります。正しいケアを続ければ改善できるものも多いため、諦める必要はありません。
この記事では、ニキビ跡の3タイプの見分け方・セルフケアでできる対策・美容皮膚科での治療法・悪化を防ぐための注意点まで詳しく解説します。
ニキビ跡の3タイプ
タイプ1:赤みタイプ
ニキビが治った後も赤く残るタイプです。炎症の名残で血管が拡張している状態で、時間とともに薄くなることが多いですが数ヶ月〜1年かかることもあります。
タイプ2:色素沈着タイプ
茶色いシミのように残るタイプで、紫外線を浴びると悪化するため日焼け止めが必須です。ビタミンC誘導体やトラネキサム酸でのケアが効果的です。シミ全般の対策を知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

タイプ3:クレータータイプ
肌が凸凹になるタイプです。炎症が真皮層まで及んだ場合にできるもので、セルフケアだけでの改善は難しく美容皮膚科での治療が必要になることが多いです。


セルフケアでできる対策
ビタミンC誘導体美容液
赤みタイプと色素沈着タイプに効果的です。メラニンの生成を抑えコラーゲンの生成を促進する効果があります。メラノCC美容液は1,000円以下で始められるため試しやすいです。
ナイアシンアミド配合アイテム
色素沈着の改善とシワ改善の効果がある成分です。最近はプチプラでもナイアシンアミド配合のアイテムが増えてきています。シワ対策も気になる方は以下の記事で詳しく解説しています。



レチノール
肌のターンオーバーを促進して、古い角質と一緒にメラニンを排出します。色素沈着タイプに特に効果的ですが、刺激が強いため低濃度から始めましょう。
日焼け止めの徹底
ニキビ跡がある状態で紫外線を浴びると色素沈着が悪化します。ニキビ跡を早く消したいなら、日焼け止めは絶対に毎日塗りましょう。正しい塗り方は以下の記事で詳しく解説しています。



美容皮膚科での治療法
ケミカルピーリング
酸性の薬剤で古い角質を除去する治療です。赤みと色素沈着タイプに効果的で、1回5,000〜10,000円程度、5〜6回の施術が推奨されます。
ダーマペン
極細の針で肌に微細な穴を開け、肌の自然治癒力でコラーゲンを増やす治療です。クレータータイプに最も効果的で、1回15,000〜30,000円程度です。


レーザー治療
フラクショナルレーザーなどで肌の再生を促します。クレーターの深さや範囲によって最適なレーザーが異なるため、まずはカウンセリングを受けましょう。
トレチノイン・ハイドロキノン療法
処方薬のトレチノインとハイドロキノンの組み合わせは、色素沈着の改善に強力な効果があります。皮膚科で処方してもらえます。
日本美容外科学会のサイトで認定医を探すことができます。日本皮膚科学会のガイドラインも参考にしてください。
ニキビ跡を悪化させないために
ニキビを潰さない
ニキビを自分で潰すとクレーターになるリスクが高まります。炎症ニキビができたら触らずに、抗炎症成分入りの薬を塗りましょう。そもそもニキビを作らない予防法については以下の記事を参考にしてみてください。



ピーリングをやりすぎない
早く消したい気持ちはわかりますが、ピーリングのやりすぎは肌のバリア機能を壊してしまいます。週1〜2回が限度です。
紫外線対策を怠らない
ニキビ跡の部分は紫外線に弱くなっています。日焼け止めを毎日塗ることで、跡の悪化を防げます。
ニキビ跡ケアの基本は「ビタミンC美容液+日焼け止め」です。この2つを毎日続けるだけでも、赤みや色素沈着タイプは着実に改善していきます。
ニキビ跡に関するQ&A
Q. ニキビ跡は完全に消える?
赤みタイプと色素沈着タイプはセルフケアでかなり改善できます。クレータータイプは完全に消すのは難しいですが、美容皮膚科の治療で目立たなくすることは可能です。
Q. ニキビ跡の改善にはどのくらい時間がかかる?
赤みタイプは3〜6ヶ月、色素沈着タイプは6ヶ月〜1年が目安です。根気強くケアを続けることが大切です。
Q. コンシーラーでニキビ跡を隠しても大丈夫?
ノンコメドジェニックのコンシーラーを選べば問題ありません。夜はきちんとクレンジングで落とすことを忘れずに。
レチノールやハイドロキノンは刺激が強い成分です。使用中に赤みやヒリヒリが出た場合はすぐに使用を中止し、皮膚科に相談しましょう。
なぜニキビ跡は残ってしまうのか
ニキビ跡がなかなか消えない背景には、炎症がどこまで及んだかが関わっています。炎症が浅い層でおさまれば赤みや色素沈着として、深い層まで及ぶと凸凹として残りやすいとされます。つまり、ニキビ跡を残さないためのいちばんの近道は、ニキビを深く悪化させないこと、そしてできたニキビを触ったり潰したりしないことです。
- 気になってニキビを指で潰す・つぶす
- かさぶたを無理にはがす
- ニキビ跡がある肌を無防備に紫外線にさらす
- 早く消したい一心でピーリングをやりすぎる
とくに色素沈着タイプは紫外線の影響を受けやすいとされ、日焼け止めを塗らないままだと跡が濃く見えやすくなる点に注意が必要です。跡ケアと紫外線対策はセットで考えましょう。


タイプ別に見るセルフケアの考え方
赤みタイプ
炎症の名残で血色が残っている状態とされます。肌に刺激を与えず、うるおいを保ちながら肌の生まれ変わりを待つのが基本です。時間の経過とともに目立ちにくくなることが多いとされますが、こする・触るといった刺激は避けましょう。
色素沈着タイプ
メラニンが残って茶色く見える状態です。ビタミンC誘導体やナイアシンアミドといった、メラニンにアプローチするとされる成分をコツコツ取り入れつつ、紫外線対策を徹底することが遠回りのようで確実な土台になります。あわてず数か月単位で向き合う心づもりが大切です。
クレータータイプ
肌が凸凹に変化した状態で、セルフケアだけで元に戻すのは難しいとされます。気になる場合は美容皮膚科でダーマペンやレーザーといった方法を相談するのが現実的です。多くのクリニックで無料カウンセリングがあるので、まず状態を見てもらうところから始めましょう。
クリニックを選ぶときのポイント
クレーターや濃い色素沈着で専門的なケアを検討するときは、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較するのがおすすめです。施術方法・料金・回数の目安・ダウンタイムの有無などを説明してもらい、納得できるところを選びましょう。日本美容外科学会のサイトで認定医を確認しておくと、選ぶときの安心材料になります。
ニキビ跡に関する追加Q&A
Q. ニキビ跡ケアはどのくらいで手ごたえを感じる?
タイプによりますが、肌の生まれ変わりの周期を考えると、数か月単位で気長に向き合うのが現実的です。すぐに変化がなくても途中でやめず、紫外線対策とうるおいケアを続けることが土台になります。
Q. コンシーラーで隠しても肌に悪くない?
毛穴をふさぎにくい「ノンコメドジェニック」表記のものを選び、夜はきちんと落とせば、日中に跡をカバーする用途で使う分には気にしすぎなくて大丈夫です。落とし残しがトラブルのもとになるので、クレンジングはていねいに行いましょう。
Q. 新しいニキビを作らないためにできることは?
洗いすぎない洗顔とうるおいのバランス、枕カバーやタオルを清潔に保つこと、触りグセをやめることが基本です。跡のケアと並行して、そもそもの土台を整えることが遠回りのようで一番の対策になります。
Q. ニキビ跡ケアの美容液はいつ塗るのが効果的?
基本は洗顔後、化粧水で肌を整えたあとのタイミングです。製品によって推奨の使い方が異なるため、まずはパッケージの案内に従いましょう。朝に使う場合は、そのあと日焼け止めで紫外線から守るところまでをセットにすると、色素沈着タイプのケアの土台が整います。
Q. 男性でも美容皮膚科に通いやすい?
近年はメンズの来院も一般的になっており、男性向けのメニューを用意しているクリニックも増えています。カウンセリングは無料のところが多いので、まずは状態を見てもらい、費用や通院回数の説明を聞いたうえで検討すると、自分に合うかどうか判断しやすくなります。
Q. 食事でニキビ跡ケアを後押しできる?
肌の生まれ変わりを支える意味で、たんぱく質やビタミン類をバランスよくとることは土台づくりに役立つとされます。特定の食品だけに偏らず、野菜・果物・肉・魚・大豆製品などを組み合わせることを意識しましょう。あわせて睡眠を整えることも、肌のコンディションを保つうえで見逃せないポイントです。
まとめ:ニキビ跡は根気強いケアで改善できる
赤みや色素沈着タイプはセルフケアでかなり改善できます。クレータータイプは美容皮膚科での治療を検討しましょう。いずれにしても日焼け止めの徹底とビタミンC美容液は基本中の基本です。
根気強くケアを続けていけば、少しずつですが着実にニキビ跡は薄くなっていきます。

